フジサンケイビジネスアイ 2014年5月21日掲載 『挑戦する女性経営者・女性雇用創出の場を』
結婚、出産、子育て、介護など女性ならではのライフスタイルの変化。 それに伴い、女性はいくつもの役割を担うことになる。 その中で自分らしさをいかに持ち続けていくか? ここに「女性の自立」という壁が出来る。 では、真の「女性の自立」とは何だろうか?
herstyle(ハースタイル)では企業活動のコーディネート、それに付随する アシスタント業務の代行を行う。実は、このアシスタント業務が、女性の雇用にとても適している。 内容は、事務・経理・秘書・営業・会の運営といった業務となり、とても細かく正確性を求められる 性質のものではあるが、反面、分割が容易なため何人かでシェアすることが可能である。 そのためherstyleでは、例えば一日中働ける人、子育てや介護のため一日の中で数時間なら働ける人、 昼間は外出できないが夜なら誰かに任せて働ける人など自分のライフスタイルに合わせて仕事をしている。 この点がherstyleの一番の特徴ともいえる。
私自身、短大を卒業後、秘書として社会に出て、数年前まで企業で働いていた。結婚、出産、育児を経験する傍らで、 いつもワークライフバランスに悩んでいた。 雇用側の受け入れ体制にもよるが、なかなか難しい所も正直あった。「働きたい」と望む女性が本気で 働ける場所を作りたい!その思いで会社を設立。今では、夢の実現のため専門学校と掛け持ちの人、子育てをしながら 自分というものを探し始めた人、介護で外出はできないが数時間ならパソコンに向き合える人、様々なスタッフが在籍する。
経営者の中で日本の女性経営者の比率は他国に比べまだまだ低い。 国際競争の中で、日本がさらに発展し生き抜いていくには女性が鍵となることは間違いない。
私は女性の雇用創出の場を創り、女性の底上げをしたい。企業の仕事を通じて、社会と関わり視野が広がる。 やがて自分の足で立つことを考える。いくつもの役割をすでに担っている女性だからこそ、さらに輝くであろう。 そして、これこそ真の「女性の自立」ではないだろうか?私はこの源でありたい。 そして、自立した女性と共に社会を活性化させ、次世代に繋げていきたい。